EM生ごみ堆肥 失敗談 腐敗した原因

EMぼかしによる生ごみ堆肥を2年ほど作っていました。EMぼかしによる嫌気性生ごみ堆肥は、空気の入らない密封容器で生ごみを発酵させた後、土の中にその生ごみ堆肥を埋めて堆肥とする方法です。

何度も失敗を繰り返しましたので、その体験を通しての原因と対処法をご案内します。

私のライフスタイルでは、嫌気性生ごみ堆肥は無理ということがよくわかりましたが、成功してみえる方もいるので私の失敗談が何かの参考になればと思います。

目次

生ごみ堆肥が腐敗しているかどうかの見分け方

臭い

これですべてが分かります。めちゃめちゃ臭かったです。

流れが滞っているどぶのヘドロのような臭い。

発酵が進んでいる状態であれば、生ごみ肥料はぬか漬けのような甘酸っぱい発酵臭です。

虫がわいている

腐敗が進んでくると、ウジ虫などの虫が湧いている場合もあります。少しの虫でしたら、大丈夫です。

カビの種類

白カビ以外のカビが発生。白カビは発酵初期に現れる糸状菌の可能性が高く、発酵が成功している証拠です。

生ごみ堆肥を腐らせた原因

生ごみ堆肥は置き場所と、発酵したらすぐに土に埋めることが大切です。

うちの場合、まず臭いの点から家族にバケツをキッチンに置くのを反対され外に置いたこと⇒夏場だったので発酵が早く進みすぎた⇒外に置いたことで目が行き届かなくなり(忙しさから忘れてしまい)⇒腐敗したと思います。

発酵期間を大幅に超えていた

真夏に1か月以上放置してしまいました。明らかに放置しすぎが原因と考えられます。夏場はすぐに発酵しますので、時間に余裕をもって早めに土の中に埋めた方がよいでしょう。畑でも発酵は進みますので、早めに埋めても問題ありません。また、時間に余裕がない方は、夏場は生ごみ堆肥作りをお休みするのもよいかもしれません。とにかく、気温が高い夏場は要注意です。

夏場 … 生ごみを入れ始めた時点から、2週間以上発酵させない
冬場 … 生ごみを入れ始めた時点から4週間。寒い季節なら肥料を畑に入れる時まで長期間発酵させてよい。

バケツの置き場所

夏場は特に置き場所に注意です。バケツの蓋を開けるとぬかづけのようなにおいが臭いと家族に反対され、バケツは外に出していました。

真夏の半日陰に置いてありましたが、最近は暑い日が続いておりかなりの高温になっていたと予想されます。夏場はもう少し涼しい場所を考えて、工夫が必要です。

バケツの下にたまる液を抜かなかった

下に溜まる液は不要なら抜き取る必要がないとのことですが、水分過多になりやすいので夏場は抜いたほうがいいです。

失敗した思ったこと

生ごみ堆肥は、サスティナブルで素晴らしいものですが、自分のライフスタイルの合ったものでないと、失敗しやすくその後の処理も大変です。

生ごみ堆肥は、日々の生活にあった無理のない中でやっていくのが一番。

やってみないと分からないこと多々もあり失敗もありますが、この循環型スタイルの生ごみ堆肥は私たちの生活を心身ともに豊かにしてくれますと思います。

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