冬の畑を有効活用 11月からでも育つスナップエンドウ 家庭菜園初心者におすすめ

植えられる作物が少ない冬の畑の空きスペースを有効活用するには、 スナップエンドウがおすすめです。

スナップエンドウはシャキシャキとした食感で春野菜の代表ですね。

これを食べると春を感じられるのですが、お店で買うと少しの量で結構なお値段します。

スナップエンドウは、種から育てやすく、栽培の手間はあまりかからないけど収穫までに時間がかかるのが特徴です。

今回は、1か月熟成させた雑草堆肥の土での、実際に種まきから収穫までをご紹介します。

雑草堆肥は0円ですので、かかった費用は種子代のみです。

目次

スナップエンドウについて

エンドウは3種類あり、マメ科エンドウ属。その中の1種類がスナップエンドウです。

サヤエンドウ …絹さやとよばれる

実とりエンドウ …グリンピースとよばれる

スナップエンドウ …甘みが多く子どもにも人気のエンドウ

また、スナップエンドウは『つるあり』と『つるなし』の2種類あります。

草丈が、つるなしは80cm、つるありは2mほどになり、つるありの方が長期間収穫が楽しめます。

つるありはしっかりとした支柱やネットが必要となりますので、狭い場所やプランターの場合は短い支柱で栽培できるつるなしを選びましょう。

スナップエンドウの栽培

種まき

日当たりが良く、風通しの良いところを好みます。

  • 1穴に3粒ずつ
  • 15~30cm間隔
  • 2cmほど土が被る程度に浅く植える
  • 発芽するまではたっぷり水を与え
  • 地植えでもプランターでも大丈夫

今回は、秋に大量に手に入る落ち葉を使った雑草堆肥に、10月下旬に種まきをしました。

(参考;中間地:10月中旬~11月上旬、寒冷地:3月中旬~4月中旬、暖地:10月下旬~11月中旬)

雑草堆肥は、苗を植える場合や点まき(点まきとは一定間隔に種を数粒ずつまく方法)は、その部分のみマルチに穴を空ける方法が最適です。

この方法だと、雑草堆肥の発酵、保温性も保たれ、野菜にとっても快適は環境が作れるそうです。

穴をあけ、ここに種をまきます

発芽

種まき後、7日ほどで発芽しました。

お世話としては、発芽までは水をたっぷり、発芽後は乾燥気味で栽培します。

ちなみに、一か所3粒ずつ撒いてほぼ発芽しました。発芽率は90%というところでしょうか。

私は間引きをしませんでしたが、一般的には2本仕立てが主流のようです。

  • 5日~7日で発芽
  • 3粒撒いて、生育の良い株を2株残す
  • 発芽後は、乾燥気味で育てる(水はけが悪いと根腐れを起こしやすいので注意
  • マルチやもみ殻で寒さ対策をする

お世話

水やり

発芽後は乾燥気味に育てます。天候を見て時々水やりをします。

防寒対策

寒さには比較的強い野菜ですが、冬は霜よけをします。不織布をかぶせておくとよいかと思います。

今回は雑草堆肥を作った時のマルチがそのまま残してありますので何もひきませんでしたが、マルチがない場合は藁やもみ殻、枯草などをひくと防寒対策になります。

ちなみに越冬しやすい草丈は20cmで、あまり大きすぎても、逆に小さすぎても寒さにやられやすいようです。

支柱を立てる

エンドウのつるが伸び始めたら(つるの長さが20センチ程度)、1.5~2mの支柱を立てつる用ネットやひもを張ります。

つるなしの場合は1mほどの支柱を立てます。

春になって気温が上がると一気に成長します。4月には支柱を立てておきましょう。

スナップエンドウは自ら支柱に巻き付きますが、巻き付かない場合はひもなどを使って誘因してあげます。

収穫

スイトピーのような可愛らしい花が咲いてから20~25日程度で収穫できます。

身がぷっくりと膨らみ、鮮やかな緑色の状態になったらどんどん収穫します。

収穫時期を見逃すと、硬くなりやすいので注意してください。

スナップエンドウは、収穫直後が最も甘みやうまみも強いといわれています。

収穫後すぐに食卓にならべることができるのも、家庭菜園の醍醐味ですよね。

まとめ

スナップエンドウは、なかなか費用対効果の高い野菜です。

雑草堆肥の発酵も手伝い、追肥なしですくすくと育ち、大量に収穫できました。

まずは、秋に雑草や落ち葉を集めて、そして冬に畑の空きスペースを有効活用。

是非やってみてください。

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